地味で単純なものこそ大事。『ルーティン』をもっと大事に。

最近の私の業務は、ずっと頭をひねりあげるような

”考えて” 進める業務が多くて、

なんだか重苦しい疲れに毎日襲われていました。

 

 

 疲れきった私は、考える業務の為にお預けにしていた、

こなせば終わる単純作業、

いわゆる『ルーティンワーク』を

やることにしました。

 

ルーティンワークをこなしていくと、

思いがけず、すごく仕事がはかどったんです。

 

そんな経験から、

ルーティンワークって軽く見られがちだけど、

もっともっと大事にしても良いんじゃないかな?

と思うようになったので、書いてみたいと思います。

 

【目次】

 

 

ルーティンワークをこなした日

ルーティンワークをやろうと決めた日、

気分を変えたいというのもありましたけど、

とにかく溜まっていく仕事を片付けたかった。

 

『今日はルーティンワークをこなす!』と、

勝手に心に誓いを立てて、ただ黙々とこなしました。

 

結果、今、ものすごく気持ちが良いんです。

 

何かを生み出したわけでもないし、

良い案がひらめいたわけでもありません。

 

でも、ルーティンをこなせたという達成感と、

ルーティンをこなしている勢いで、

 

もっとできるに違いない!という、

前向きな気持ちが生まれました。

 

ルーティンは地味で、単純で、つまらない

私の中で、『ルーティン』って、

あんまり良いイメージがなかったんですよね。

 

ルーティンと言えば、

「定型化した業務」

「考えない作業」

「決まりきったこと」という、

単純で、地味で、つまらない、

マイナスイメージでした。

 

私がやらなくてもいいし、

これを仕事にしたいとは思わない。

 

頭を使う業務にこそ時間を使うべきだから、

ルーティンは、こなして、さばければいい。

 

だから、私の中でかなり軽い扱いだったんですよね。

 

 

ルーティンを大事にしたいと思った理由

ないがしろにしていたルーティン。

 

でも、ルーティンに取り組むことで、

今まで気づかなかった、

かなりの爽快感があることに気づいて、

 

ルーティンって実は大事にすれば、

かなり使えるんじゃないか??と思うようになりました。

 

  •  ルーティンで仕事にはずみがつく

  車のスピードが、いきなり出るわけではなく、

  徐々に加速されていくのと同じように、

  日常の仕事も、徐々に加速されていくような気がします。

 

  いきなりトップスピードの仕事はできません。

 

  ルーティンは、単純な仕事だからこそ、

  数多くこなしていくうちに、

  車のエンジンのように、

  仕事にはずみをつけるのに役立ちました。

 

  ルーティンをこなすことで、徐々に

  自分の中の仕事脳が起きてくるんですよね。

 

 

  •  確実に積みあがる

  ルーティンは、確実に成果を積み上げてくれます。

  今日は30分はこの書類の整理をしよう、

  そう決めて、毎日30分書類の整理をしていたら、

  いずれ1週間もすれば、大抵のものは整理できているはず。

 

  たかが30分が、1年後、10年後には

  ものすごく大きな成果の積み上がりになるわけです。

 

  • 集中できる

  無心で没入できる。

  これが、気持ちいい。

 

  周りは色々とうるさいですよね。

  話し声、電話の着信、歩く音、コピーの音。

 

 

  そんなせわしなく騒がしい仕事時間の中で、

  ルーティンに無心で集中するというのは、

  仕事モードにぐぐっと入っていける、

  そんなきっかけを作ってくれる気がします。

 

ルーティンで得られる一番大きなもの。 

思えば、験を担ぐ(げんをかつぐ)という、

良い結果が出た行動を、繰り返し行う行動も、

『ルーティン』ですよね。

 

何か、結果に結びつくような直接的な行動ではないけれど、

とにかく繰り返し行う「ルーティン」。

 

右足から靴を履いた時に、いつも良いことが

起こるから、毎日、右足から靴を履こう、

なんていう験担ぎはよく聞きます。

 

一見、目的にあった行動ではないから、

無駄のように思えるけど、

”きっと良いことが起こる”と信じて、

右足から靴を履き続けます。

 

ルーティンをすることで得られる

一番大きな効果は、実はこの

”きっと良いことが起きる”と信じられる

というところにあるんじゃないかと思います。

 

 

 

毎日右足から靴を履くときに、

”今日も右足から靴を履いたから、

きっと大丈夫。きっと良い一日になる”

そう、自分を信じて、ルーティンを続けるわけですよね。

 

この

「私は大丈夫」

「私ならきっとできる」

っていう、自分を信じるマインド。

これが持てるって、けっこう大きい。

 

自分を信じられない、つまり自信がないことで

成功するものが失敗に終わることって

良くあることだと思う。

 

自分に自信が持てないから

緊張して失敗する、

自分の実力の半分も出せなかった、

というのはよく聞く話です。

 

ルーティンをこなすことで、

『できる』、『大丈夫』、『OKだ!』

と、思えることは、

良い結果を出す為にも重要なことです。

ないがしろにしていたらもったいないな、と

思ったのです。

 

 

 

仕事はルーティンだけこなして終わるものではありません。

でも、『ルーティン』と、

『頭を使う仕事』と、

どちらもバランスよくあるのが

心地よい仕事なんだな、と思いました。

 

では、また!