人と比べる癖を直したい!~どうしたら人と比べなくなるのか?~
皆さんは、人と比べて、劣等感から、
落ち込んでしまうことってありませんか?
最近、会社の同僚として、経験者が入社してきたことで、
自分のあまりの出来なさ加減に、
劣等感で一杯になっていました。
比べない方が良いとわかっていても、
なぜか、比べて落ち込んでしまうものです…。
人と比べるというのはどういうことなのか?
どうしたら人と比べて落ち込むことを避けられるのか?
人と比べる癖を直したい私が
少し冷静になって考えてみました。
【目次】
- 人と比べてきた過去
- 人と比べてしまうのは、考え方の『クセ』
- どんな時に人と比べてしまうのか?
- 人と比べることがいかに意味のないことかを知る
- 比べること=悪いこと ではない
- 人と比べることを正しく使っていこう!
人と比べてきた過去
このところ、人と比べて落ち込むことが増えていましたが、
私が人と比べて落ち込むことは、今に始まったことではなく、
何度となく人と比べてきた過去があります。
人と比べては、自分はダメだ~( ;∀;)
と責めてしまうので、
やる気が無くなったり、もう全部やめてしまいたくなったり、
悲しい感情で自分の心を支配してしまいます。
そこで、この、「人と比べて落ち込む」ということを
どれくらい繰り返してきたのか?よくよく思い返してみました。
すると・・・
いつも、必ず、
比べてしまう人が1人は存在していることがわかりました(;^ω^)
転職したり、異動したり、
同僚が退職して新しい同僚を迎えたり・・・、
一緒に仕事をする仲間が変わることは5回ほどありましたが、
そのいずれの時も、人と比べて落ち込んでいたのです!!!
人と比べてしまうのは、考え方の『クセ』
どんな職場でも、
必ず同僚と自分を比べて落ち込んでしまう自分。
そんな自分を認識できた時、
これはもう、私の考え方の『クセ』みたいなものなんだろう、
と思えました。
どんな環境でも必ず人と比べていたのなら、
この先もきっと、
どんなに一緒に働く人が変わっても、
私はまた、人と比べて、
「あ~、あの人はできるのに、私はできなかった~(T_T)」
と、落ち込んでしまうんじゃないかな、と思いました。
どんな時に人と比べてしまうのか?
人と比べて落ち込んでしまうクセがある私は
一体どんな時に人と比べてしまいやすいのか?
考え方の『クセ』なのだから、
どんな時に人と比べて落ち込んでしまいやすいのか?
はっきりわかっておく必要があると思いました。
思い返してみると、
私は、『そんなこと思いつかなかった』とか、
『そんな深く考えなかった』とか、
自分が、想像すらできなかった意見や指摘を聞くと、
『確かにその通りだ!さすがだ!(私にはできない…)』
『どうやったらそんな考えが出てくるんだ(;゚Д゚) (私には無理…)』
と思ってしまい、
劣等感に浸ってしまっているのです。
人と比べることがいかに意味のないことかを知る
いつも人と比べて落ち込んでしまう私は、
この劣等感を、冷静に考えてみることにしました。
本当に、自分が劣等なのか?
その劣等感は、自分の何と比較しているのか?
正しい劣等感なのか?
そうやって問いかけながら振り返ってみると、
人と比べて落ち込むことは、いかに意味の無いことだったかを
知ることができました。
なぜ意味が無いと思ったのか?理由は次の2点です。
(1)比べなくていいのに、比べようとしている
『そんな考え思いつかなかった…( ;∀;)』
『そこまで深く考えていなかった…(;゚Д゚)』
そう思って、自分の考えの浅さに、劣等感を感じていたのですが、
これって、自分の考えの浅さではないな、
と思ったのです。
『思いつかなかった』
『考えなかった』
これ、当然ですよね。
自分の考えが、他人と一緒であるはずはないですから。
【考えが浅い】というよりは、
自分と他人との【視点の違い】ですよね。
モノゴトの捉え方、見方は人それぞれで、
みんなが同じだったらおかしいはずなのに、
『同じじゃなかった!』と落ち込んでいたのです。
私は、自分には無い考えを持っている人を
『すごい!』と思ってしまうクセがあるようです。
すごいのは間違いないのかもしれませんが、
それによって、自分が優劣の『劣』なのでしょうか?
そもそも、優劣で考えていること自体が、おかしい…(;^ω^)
優も劣もなくて、
自分の考えなのか、他人の考えなのか、ということにすぎません。
比べなくて良いものを、無理やり比べて
落ち込んでたんだな~と気づきました。
(2)自分の目的にはまったく関係が無い
『あの人はできたのに、私にはできなかった』
『あの人はわかってるのに、私は知らなかった』
そうやって落ち込むこともよくあります。
でも、これも、全くの無意味でした。
私は、仕事では
「忙しい営業の役に立てるように、
社内ルールをよく理解し、必要なサポートができるようになる」
ということが目下の目標なのですが、
この目標において、
『できなかったこと』は、『できるようになればいい』だけであって、
『知らなかったこと』は、『知ればいい』だけの話なのです。
それを、
『できなかった~( ;∀;)』『知らなかった~(≧◇≦)』
と、自分を責めるのは、
いじけてる子どもと一緒です。
知らなかったり、できなかったりすることに対して
落ち込む必要なんてそもそもなくて、
むしろ落ち込んでる間にも、
できるように、理解するように、
行動していかなければなりませんでした。
比べること=悪いこと ではない
人と比べても意味が無いし、
良いことはあまりありませんが、
比べることが悪いことか?というとそうではないと思います。
比べるからこそ、違いがわかります。
形も色も値段も同じ2枚の洋服の
どちらか好きな方を選んで!と言われたら選べないように、
比べて、違いを認識することは必要です。
他にも、
比べて、競って、成長できることもありますよね。
比べること自体は、悪いことではなくて、
生きていく上で必要なことだと思います。
だから、人と自分を比べてしまう時、
『人と比べちゃいけない!』
『比べるなんてダメだ!』
と比べてしまう自分をダメだと思う必要も無いのだと思います。
人と比べることを正しく使っていこう!
人と比べても良い。
だけど、比べて落ち込むのではなくて、
『自分の目標や目的にとって、
自分は、どれくらいできていないのか?』を知る
手段として使っていけばいいのだと思います。
自分は、今、
目標到達度〇%ぐらいのところにいるのか?
ということを知る『手段(ツール)』として使うんです。
無意味な比較をしないように、
自分を責めて落ち込む感情が出てきたら、
一度立ち止まって、正しい比較をしているか
考えていきましょう!
最後に、株式会社武蔵野の社長である
小山 昇さんの言葉をご紹介します。
人がやる気にならないのは人と比べるからということ。
人は自分より優秀な人は嫌いだから、
人と比較されると文句を言う。
それなら、どうしたらよいのかというと、
自分と比べること、あるいは自分の部門と比べることがよい。
(中略)武蔵野では、一般社員も幹部も
こうした前年実績との比較が賞与のベースとなっています。
※出典:小山昇の名言|他人より本人と競争させることが大切 リーダーたちの名言集「名言DB」
どうせ、比べるなら、『人』と比べるんじゃなくて、
『自分』と比べた方が、自信につながって良いですよね!
昨年と比べたらできるようになっていることは
格段に多いはずですから!!(#^^#)
では、また!